フォローしてくれている読者はもう感ずいていると思うが、私はチャーシューメン好きである。その典型は、「福楽」「恵比寿」のチャーシューメンである。もちぶたバラ肉でなるべく薄切りで、スープと合いまった時に絶妙な味で、麺と一緒にかっ喰らう!最高である。チャーシューの味付けも熟成発酵された長期使用醤油ダレが好き。時々スープとの相性の悪い甘い味のチャーシューや角煮系だったりする場合がある。好みとは別にしてそのラーメンとの相性が素晴らしいものもある、例えば「三吉屋」のスープの味を邪魔しない塩味噛みしめ系のモモ肉チャーシューや「青島食堂」の削ぎ切り、量でいく生姜醤油スープに合うチャーシュー、「小太喜屋」の上品スープに合う美味しいレアチャーシュー(流行で低温調理のレアチャーシューを出している所でハム?生ハム?しっとりしすぎて噛み切れない店もある)やこれでもか!という肉!にく!ニク!で勝負の「勝龍」などである。カットの仕方もばら肉を巻いて作って丸型スライスやブロックのままの縦カットや、どでかい横カット、削ぎ切りなどや炙ったり、低温調理のレアチャーシューなど色々手法のチャーシューを楽しんでいるが、要はそのラーメンとの相性である。個人的にはドカンとでかいチャーシューは苦手な方で、前述の様に麺と一緒に頬張りたい!原材料の話になるが、豚の相場も近年高めに推移しており、銘柄豚を使い続けるのは大変な苦労だと思うが、獣臭の強い、輸入豚(ある程度味付けでごまかせるが・・・)はやめて欲しいと思う。国産ブランド豚でいうと「かごしま黒豚」や「沖縄あぐー豚」は、肉の旨味成分が強く、濃い味で焼肉やBBQに適していると思う。「和豚(越後)もちぶた」「平牧三元豚」は、黒豚などに比べて、あっさり淡白な味だが、獣臭はゼロで脂身の甘みのあり、しゃぶしゃぶやラーメン用チャーシューには適していると思う。特に越後もちぶたは、ビタミンBとEが豊富で、コレステロール値を下げる脂肪酸が多く含まれ、高カロリーのラーメンにも最適である。同じ越後もちぶたでも養豚農家によって正直出来が違う!(同じ作り方でも農家によって美味しい野菜・果物を作る事が出来る人と出来ない人と同じ)手前味噌になるが、我が社で扱う越後もちぶたは「14の養豚農家」からの仕入れで、越後もちぶたを扱う他社のもちぶたより断然美味いと自負している。試しに豚をしゃぶしゃぶして、アクの出方を比べれば一目瞭然である。しゃぶしゃぶ食べ放題などの外国産のアクでブクブクになるものは個人的には避けて通りたい。長い文章になってしまったが、食に携わる職業をしているので、たまにはこんな記事もアップさせてください。
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